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モリアオガエルの保護増殖活動

 半年の間閉ざされていた飼育小屋(愛称:モリアオさん家)の「小屋開き」を行った後,5月下旬の休日,卵塊採集に出かけます。
卵塊採集
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 地域の保存池に出向いて卵塊を採集した後,飼育小屋での飼育が始まります。初めて見る卵塊の美しさや,生態の神秘性に魅了された生徒たちは,この後野生の生き物を育てる難しさを知ることになります。

モリアオさん家で飼育開始
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 毎朝・夕方の当番を決めて,生徒は飼育小屋に向かう。保湿のために,卵塊の表面にミネラルウォーターを霧吹きで吹き付けるためだ。1週間ほどすると卵塊の形が崩れ出し,中からまだ卵嚢(らんのう)を持ったままのオタマジャクシが,卵塊1つにつき200〜400匹出てくる。

エサはベビーフード
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 孵化日3日目頃から,人間のベビーフード(伝統的にチキンライス味)を少しずつ与え,成長の度合いと水質が悪化しない量を与え続けるのに苦慮する。少しでも多い量を与えてしまうと,水槽が白濁し,水質の悪化でオタマジャクシの死亡率が上がってしまうからだ。

放流ではなく、放池(ほうち)
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 約1ヶ月の飼育が終わり7月上旬になると,再度ボランティアの中から希望者を募り,元の池への放池が始まる。これまで育ててきたオタマジャクシとの別れの場面は,「また,大きくなって帰って来いよ」という惜別の念と,来年度また飼育を継続しようという新たな目標を自発させてくれる。

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